
津山の今昔を辿ってみました。(1)

古い街道 しずな坂(押入)

明治時代に「押入」と「小原」に温泉があった。

「津山洋学資料館」で聞いた驚きの事実。

良薬口に苦しと申しますが、今回は薬を特集してみました。(2014年9月27日取材)
▲薬研(やげん)は、漢方薬などをつくるとき薬効を持つ薬種(草・根・木あるいは動・鉱物質)を細粉にひくのに用いる器具で別名「くすりおろし」ともいう。石製のほか、鉄製、木製、陶製がある。かつては石製のものが多かったが、今日では金属製のものが多い。(ウィキペディアより)
下の薬の展示ケースですが、津山洋学資料館が開館する前、前館長が偶然大阪の薬問屋さんに展示してあったものを見つけて、譲って下さいとお願いしたところ快く譲って下さったそうです。これ等の展示物は、今でも実際に売られています。それから、設計図は壁だった所を展示用のスペースに設計し直したそうです。
ショーケースと実物 かたつむり
◎かたつむり=利尿、小児ひきつけ、痔、神経痛などに用います。
かっせき きつねのした
◎滑石(かっせき)=消炎、利尿、止渇薬として、尿利減少、口渇に応用します。膀胱、尿道の粘膜を緩和包摂して利尿させます。
◎狐の舌(きつねのした)=中風、動脈硬化などに用います。
きゅうこうちゅう けいがい さわがに
◎九香虫(きゅうこうちゅう)=腹部膨満感、胃痛などに用います。
◎荊芥(けいがい)=発汗、解熱、止血、腫毒の除去などの作用があり、感冒の発熱、頭痛、咽喉腫痛などに応用します。
◎沢がに(さわがに)=喘息、神経痛、脚気、下痢、痔などに用います。
さんしし しゃくやく
◎山梔子(さんしし)=消炎、止血、解熱などの薬として。吐血、血尿、充血、黄疸などに応用されます。粉末を黄柏末などと共に用い、打撲傷に外用します。
◎芍薬(しゃくやく)=外皮を除いた白芍は、腹痛、身体手足の疼痛、下痢などに用います。外皮をつけたまま乾燥した赤芍は、化膿性腫物や婦人科疾患に応用されます。
さんしょううお まむし むかで
◎山椒魚(さんしょううお)=強壮、強心などに用います。
◎蝮(まむし)=強精、強心に用います。
◎百足(むかで)=切傷、外耳炎(外用)などに用います。
せっこう せんきゅう
◎石膏(せっこう)=解熱、鎮静、止渇薬として、喘息、胃痛などに応用されます。
◎川芎(せんきゅう)=補血、強壮、鎮静、鎮痛薬として、貧血症、冷え症、月経不順、月経痛などに応用されます。
だいおう はっか
◎大黄(だいおう)=大腸性瀉下、消炎性健胃薬として、胸満、便秘による腹痛、化膿性腫張を治す要薬。常習便秘、黄疸、胸腹痛などに応用されます。
◎薄荷(はっか)=芳香性調味、駆風薬として、消化不良、感冒による発熱、頭痛などに応用されます。多くはハッカ油、ハッカ水などの製造原料とします。(文:説明による)
前庭に咲いていた花