松風庵(火伏十一面観音菩薩)(津山市河辺)
⑤松風庵(火伏十一面観音菩薩)
松風庵(火伏十一面観音菩薩)には、昔観音山の南に有った国分寺奥の院が消失した時、本尊が一時まつられていた説があります。
以前建物は、国道179号線の道路上にあり、現在は移築されました。
松風庵の由来は、824年国分寺の南西松風山に創建された観音堂(松風庵)で、この地が三度目の移動地であると伝承されています。
毎月17日におまつりがあり、講組の方々により各種行事がとり行われています。
また敷地内には、各僧泰禅上人の墓碑があり、庵内には厨子に安置された上人座像がまつられています。
泰禅上人は長尾山誠心院(現在の勝央町植月)を創建した僧で、数々の善行と慈悲深い名僧でした。晩年河辺の地に滞在され、享保元年(1801年)亡くなられました。(河辺の史跡・作成:河辺親和会・河辺町内会より)2014.5.18取材
国道179号線から見えます。
観音堂
第79番観音菩薩
鐘楼
大日如来の碑
馬頭観音の碑