桐の木水車(津山市勝部)
桐の木水車は津山市内で現役で稼働している共有の米搗き水車としては唯一のものです。昭和30年頃まではどこの村々でも共同で水車が維持管理され、村の生活と田園風景を構成していました。この桐の木水車も昭和初期に建設され地元「水車講連中」により維持されてきました。
しかし、この間の風雪の中で、破損が進み使用もままならない状況になりつつあり、今回「桐の木水車の会」を結成し、多くの人の協力により水車の修理を行いました。
この桐の木水車を私たちは津山の農村風景のシンボルとして維持し、次代に伝えていきたいと考えています。(文:案内板より)
2014年6月28日勝部付近を通り、田植え後の緑の綺麗な中でひときわ目立っていた水車を撮ってみました。場所は勝部東公会堂のすぐ近くです。
2014年11月14日の附近
2014年11月14日の様子
2014年11月14日の様子
2014年11月17日
2014年11月17日
2014年11月17日
桐の木水車の歴史
昭和11年3月 水車新設 車講10人
施工 車大工 東苫田村沼 安東一江
昭和28年12月 水輪を取替え 施工 車大工 安東一江
昭和41年9月 台風で倒壊
水車小屋再建 施工 大工 津山市勝部 辻 辰巳
昭和43年4月 水輪を取替え 施工 車大工 安東一江
昭和56年4月 水輪を取替え 施工 車大工 津山市沼 安東 省
平成元年11月 トタン屋根を茅葺き屋根に改修
美作の自然と文化財を守る会の支援を受け完了
平成6年4月 第六回津山ふるさと景観賞奨励賞(点景部門)受賞
同 5月 桐の木水車の会結成
同 7月 石垣、柱、心棒、軸受台、臼などの改修を始める
同 10月 完成 総費用28万5千円(文:案内板より)