土居邸(津山市田邑)
土居邸(津山市田邑)
津山市の西端に位置する下田邑に一際広壮な屋敷が目を引きます。いまから400年以上も前に神楽尾城をめぐって毛利方と宇喜多方が対立したとき、備前加茂の白葦城から、城の救援に駆け付けた毛利方の土居四郎次郎という武士が田邑の土居家の始まりです。宇喜多方の荒神山城の花房助兵衛によって城を焼かれたため、四郎次郎は田邑の地に土着した。その子孫は田邑の地に帰農し、代々庄屋を務めてきました。土居邸は四郎次郎の孫の時代に建てられたもので、三段(反)もの広大な敷地をもつことから「三段屋敷」と呼ばれています。大戦中と戦後の動乱の時代を乗り切り、屋敷は守られてきたのです。(参照文献『津山百景』から)(土居家2014年5月24日取材)
東側から土居家全体を望む。 立派な倉です。
倉や本屋の周りには堀があります。
門長屋です。
門長屋です。
門長屋の天井です。
露地門です。
土居徹さんに寒い中を案内いただきました。 露地門を入ったらお庭があります。
春になったらツツジやサツキが綺麗に咲くそうです。(2018年12月17日撮影)
蘭が植えられている木です。
趣のある玄関です。
長継山千年寺、鉄堂和尚(美濃の出身)の書です。