清應山 高福寺の本堂格天井画は、狩野如林乗信 作
天井画をもう一度拝見したいと、清應山 高福寺の本堂をお訊ねしてきました。
津山市林田にある清應山 高福寺の本堂建設は、相当な経費をかけての大工事であった。大工棟梁は、播州赤穂南野中村から善左衛門清貞が呼び寄せられ、総ケヤキで高度な技術を駆使しており、当時としてはかなり優れた本堂に仕上げたのである。更に、本堂格天井画には極彩色で描かれた、天女や植物の画132枚がはめ込まれている。これは、本堂建設に先立って、津山藩絵師「狩野如林乗信」に依頼して描いたもので、工事が開始された安永3年の6月28日には既に完成している。(大師殿・客殿・庫裏落慶記念誌より抜粋)2012年5月20日取材
奥が本堂
客殿
本尊(十一面千手観世音菩薩) 不動明王像
胎蔵界曼荼羅 金剛界曼荼羅
堂内には、十二支の彫刻が配置されています。
清應山 高福寺
第八十一番霊場
所在地〒708-0822津山市林田667番地
電話(0868)22-5214
FAX(0868)23-2929