宇那提森(うなでがもり)のムクノ木(二宮)

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★宇那提の森(ムクノキ)(市指定天然記念物)2013年4月8日取材
巨木のムクノキは、古くから古歌にも名高い名所「宇那提が森」の跡で、もとは繁り栄えた森林でした。しかし、天正年間(1573年頃)宇喜多直家が防塁するため伐採したため、このムクノキ株のみが残ったと伝えられています。推定樹齢は700年で、主幹は根元周囲4m、高さ約10mです。

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宇那提の森(津山市指定天然記念物)
萬葉集を始め数々の歌集に詠まれ歌枕として有名な宇那提の森である。昔は此のあたり一面うっ蒼とした水辺の森林であったが、戦国の頃、堡塁の用に供するため宇喜多氏によって伐採され此の一本の椋の木が残された。樹齢七百年と言われる貞享五年(1689年)森家の家老長尾隼人は石碑を建て之を顕彰した。
萬葉集巻七  眞鳥住む宇那提の森の菅の根を衣のかきつけ着せむ児もがも
巻十二  思はぬを想うと言いはば眞鳥住む宇那提の森の神し知るらさむ

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参道から見える立石家のさくら

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本当に巨木です。

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右左と別れているので、全体が写せませんね。

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高野神社秋祭りは、年に一度、神様がお旅所に下りて来られて、氏子内を回って様子を見られる儀式だそうです。

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根本もでかい!

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いろんな角度から眺めると、この木が経てきた時代をセンチに考える。

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巨木になったムクノ木

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苔むした木

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今にも芽を出しそうなムクノ木の先端。

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傍らでさくらが咲いています。