
津山の今昔を辿ってみました。(1)

新高倉稲荷神社(西今町)

アルネが出来る前の吹屋町界隈の写真

アルネが出来る前の五番街附近

岡山県「津山まなびの鉄道館」の内覧会開催に行って来ました。(2016年3月30日撮影)
津山まなびの鉄道館は、わが国に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模をほこる「旧津山扇形機関車庫」や収蔵車両を中心とするさまざまな展示と憩いの施設で構成されています。
この津山の地に遺る、価値ある鉄道遺産を後世にしっかりと伝えていくこととともに、私たちの暮らしに深くかかわっている鉄道の成り立ち、社会や地域とともに発展してきた鉄道のあゆみ、しくみの変遷についてご紹介し、特に、これから将来を担っていく小・中学生など若い世代の皆さまに、鉄道に対し一層の理解を深めていただくことを目的としています。
ぜひここで楽しく学んでいただき、新たな発見をしていただくことを願っています。(文:JR西日本パンフレットより)
内覧会には地元住民ら約350人を招いて開かれました。
「蒸気機関車D512」と竹内津山観光協会長 蒸気機関車C57形68号動輪とくまなく
津山線「美作ノスタルジー」号
「津山まなびの鉄道館」 「しくみルーム」
「動態保存」されている当館の「通票閉塞器」一式! 各種「製造銘板」
岡山の鉄道の歴史を知る「あゆみルーム」
鉄道の構造が理解できる「しくみルーム」
津山の街並みをジオラマで再現「まちなみルーム」
旧津山扇形機関車庫について
1936年津山駅に造られた旧津山扇形機関車庫は延床面積2,527㎡、総工費は11万600円でした。機関車収容線数17は、梅小路機関車庫に次ぐ現存二番目の規模です。躯体は鉄筋コンクリート・フラットスラブ構造で、向かって右の低棟には道具置場、技工長室、修繕室、鍛冶場が置かれ、高棟は第1から第4、中棟には第5から第17の機関車収容線が敷かれていました。
屋根高は低棟6,700mm、高棟8,450mm、中棟7,303mmで、第5線と第6線、第11線と第12線の間にはエキスパンションジョイントがあります。ジョイント部分で中棟は高棟に、高棟は低棟に乗りかかるように設計されています。エキスパンの役割は温度によるコンクリートの伸縮や地震による揺れの違いを吸収し、巨大コンクリート建造物を崩壊から防ぐことにあると考えられています。背面が広いガラス窓で覆っているのは、黒い蒸気機関車と煤煙によって暗くなりがちな庫内に自然光を取り入れるためのものです。それが扇形機関車庫の特徴です。(文:JR西日本パンフレットより)