2016 保田扶佐子美術館常設展
2016年8月3日に保田扶佐子美術館の常設展を拝見してきました。この美術館は、保田扶佐子さんの
生家の一隅に作られた小さなスペースで、絵画・版画・アーティストブックなどの作品と30年近く居住し、制作活動を行っているスペインバルセロナ市に於いて、蒐集した版画、稀少本、アーティストブックなどを順次展示しています。
保田さんが学んだ美術書を中心とした小さな図書室も設け、美術館の役割である「記憶」「創造」「教育」という理念の実現を目指しておられます。
抽象絵画が「わかる」ためには「わかろう」としないで「かんじる」こと「沢山の抽象作品を見る」ことにつきる。そうすれば作品は私たちに自然に何かを語りかけ新鮮な感動を与えてくれるであろう。
私たちは生まれて最初に海をみた幼児のように突如としてひらけた光景に大きな感動を覚えて日常の視覚で経験することのない予期しない色と形から成り立つ第二の現実がそこに繰り広げられているのを見るであろう。
そして心が癒されたり勇気付けられたり自由に解き放たれたり何かしら豊かになっていくのを感じるはずである。(保田扶佐子)
佇む フェンテ"泉"
少女へ ピース
庵
暖(ゆっくり)
ジャポニズム ノクターン