津山弥生の里文化財センターのお雛さま
2019年3月8日に津山市沼にある津山弥生の里文化財センター2階の展示室に今年初めてお雛さまが飾られました。過去の取材の時にも展示室で眠っておられたお雛さまも、このように晴れの舞台に飾られて嬉しそうですね。(2019年3月8日撮影)
津山弥生の里文化財センター
2階の展示室に飾られている雛段です。
いろんな時代の色々なお内裏様です。
立雛
御髭の濃い方です。
1階の玄関先に置かれている陶棺です。 1階のロビー
1階の展示室には男の仕事と女の仕事などを復元。 沼遺跡の復元模型(縮尺75分の1)
発掘された弥生土器の実物を多数展示。(1F) 弥生時代の復元住居
村の生活
弥生時代以降、津山は農業を基盤として発達してきました。江戸時代に津山城が置かれてからも、城下町は周辺の農業集落を背景として成り立っていました。明治時代になってからも、近代産業の発達はたち遅れたため、交通の要衝(ようしょう)という位置をいかし、周辺の農業収入を背景とした商業を特に発達させてきました。
第二次大戦後は、この農業が凋落(ちょうらく)の一途をたどったため、それにともない津山も徐々に活気が失われてきているというのが現状でもあります。
農業の永い歴史をふりかえり、それを支えてきた村とはどのような仕組みで成り立っていたのか、また、どのように運営されてきたのかをここで再認識していただき、新しい津山のありかたを考えるきっかけにしていただければ幸いです。
津山弥生の里文化財センター